ーSPIRITーあるところにマジカル学園という不思議な学校がありました。

その不思議な学校に入学したある少年・日渡 襲

ここからある物語が始まったんだ・・・・。

 

いつものように窓から日差しが差し込んでいる。

「シュウ!!シュウ!!!早く起きなさい!!!!」

「ん〜むにゃむにゃ・・・・」

「これから、入学式なんだから早く起きて準備しなきゃダメでしょ!!」

シュウはまだ寝ぼけている・・・・ようやく今の状況を把握したようだ。

急いで着替えて階段を駆け足でドタドタと下りていく。

「なんでもっと早く起こしてくれなかったんだよ〜!!」

シュウは忙しそうにパンを口にほおばっている。

「何回も起こしたじゃないの〜!それなのに『あと5分』とかばっか言って!!」

シュウは自分に都合が悪くなったのをすばやく察知し話をそらそうと顔をそむけた。

「うわぁ〜間に合わないよ〜〜」

あわてて出て行った。

「行ってらっしゃ〜い♪」

母は台所にもどり「ついにこの時がきたのね」と、つぶやいた。。

そう、今日はマジカル学園という、不思議な学校の入学式なのである。そして日渡 襲も入学生なのだ。

「時間に間に合うかな〜初日から遅刻はさすがに避けたいよな〜」

と自分に言いながら走っている・・・しばらくすると、大きな建物が見えてきた。

「うわ〜こんなスゴイトコに入学すんのか〜俺〜」

少し足を止め入り口のほうから入って行った・・・。

入学式の会場にまっすぐ向かった。体育館のような広いところで入学式を行うのだ

そこにはたくさんの新入生たちが顔をイキイキさせながら椅子に座っている。

「よいしょっと。なんかワクワクするな〜」

シュウは目を輝かせながら上を向いて椅子に座っていると、隣に座ってていた少年が口を開いた。

???「ここはそんなに甘くはないぜ・・・」

シュウは驚いて目を大きく開き、その少年を見つめながら、なにかを考えている様子。

「へ〜!!でもなんでそんなに知ったかぶったようなことを言うんだよ!?ところで君の名前は??」

???「・・・・。人の名前から聞くのは俺の主義には合わないが、まぁ〜俺から名乗ってやるよ、、俺の名は・・・秋空 大、お前は?」

 

ちょっと嫌な顔をしたシュウ。少し間を空けて、口を開いた。

「俺の名前は日渡 襲!『シュウちゃん☆』って呼んでくれよ!!(><)/」

ダイは呆れた表情で固まっている。

「・・・・(・_・;)やってられないぜ・・・全く。」

少しそのまま座っていると・・・。周りがやけに静かになった。

まるで、なにかが起こるような、嫌な感じだ。

新入生が辺りを見渡している。

スゥーーーー―ーポン!! いきなり、ステージの上に人が現れた。

「うぉ〜」新入生が驚いている。

「すっげ〜!!あれってなんかの手品かな〜?」

と純粋に疑問を抱いていると、、

「なにが手品だ。あれは『下級補助魔法テレポート』だぜ。つまらんことを言うなよ!シュウ」

シュウは口に空気をためて、ムッとしている。

「なんだよ〜その「下級なんちゃら」ってのは!?ダイもできるのか??」

先生「静かにしなさい!!」

辺りが静かになった。えらそ〜な先生の話も終わり、新入生は学校内を先生と回ることになった。

先生「は〜い。こちらの教室は魔法に関する本などがたくさんある教室です。」

物珍しそうにシュウが見ていると、

「ふ〜ん。なかなか豊富にそろっているな、これは利用できそうだ。」

ダイの言葉に反応してシュウはダイを見つめた。ダイはその視線に気づき、軽くシカトした。

先生「これで今日は、終わりとなりま〜す。新入生は速やかに帰宅してくださいネ♪」

みんなは学校の校門を出て、それぞれの家に向かって歩いている。

そこへ、後からシュウが猛ダッシュで走っている。

「ところでさ〜ダイ!!さっき言ってた「下級なんちゃら」ってなんだよ??」

息をきらしながらダイに聞いてみる。町もだんだん薄暗くなってきたようだ。人柄の悪そうなあちこちに目立つ。

「お前、そんなのも知らないままこの学校に通うつもりかよ!?」

ダイは驚きを隠せないようだ。シュウはきょとんとしている。

「まぁいい。しばらくは俺がおしえ・・・おいっ!!ちょっと待てよ!シュウ!!!」

ダイがシュウのところに駆けつけると、シュウが見知らぬ女の子を助けようと不良と戦っている。

「ぐはっっ!なんだ今の炎の球は!?」

不良がシュウにゆっくり近づいてくる。女の子は逃げて行った。

不良「よくも、俺のナンパを邪魔してくれたな!」

つばを吐きながら、言っている。シュウは疲れきった顔で不良を見ている。ダイは見てみぬフリをしている。

不良「なんだ、その目は。正義きどってんじゃねーよ!!くらえっ!『バーニングボール』!

炎を纏った球が近づいてくる。シュウは「もう終わった」というような顔をしている。

:;・。」;:;・、:;、ウィンドストリート・。:;・。:、・。;

風の刃が炎の球を切り裂いた。まるで風の道が切り開かれたかのように・・・

「ったく、世話のやけるやつだな・・・。リフレク学園の奴に手を出すなって。。」

不良「!?」

不良は一瞬目を丸くしたがすぐに直った。

不良「面白いじゃね〜の」

しばらく不良とダイの戦いは続く。

「はぁ。はぁ。リフレク学園のくせになかなかやるな・・・」

だいぶ息切れをしているようだ。

不良「そんなんで終わりか〜?軽く驚いて損したぜ」

不良がダイに近づいてくる。ダイは目をそらした。

不良「まだ、全然パワーを出し切ってないっていうのによっ!」

不良はギッと睨めつけている。倒れていたダイがむくっと起き上がり静かに口を開いた。

「そろそろ終わりにするかな」

不良が目の色を変えた。

不良「ふん!まだやるのか?無駄なあがきだな。マジカル学園もこんなクズを教育してどんな意味があるんかね〜こんな奴らより俺のほうが才能ありそうなのに(苦笑)」

シュウのほうもちらっと気にしながら言った。ダイが構える。

「もう1度言う。そろそろ終わらせてもらうぜ。俺は1度言った事は訂正しないからな。」

ダイは思いっきり不良を睨みつけた。

不良「言ってくれるじゃねーか!!どうなっても知らねーぜ!!」

ダイと不良は向かい合って構えをとった。

不良「俺とお前の力の差をおしえてやるよ!!これでお前もおしまい」

;。・・;:。・・・。::フレイムバレット:;;:。・:;・。・

ダイは余裕の表情で魔法をくりだした!!

「とっておきを見せてやるよ!くらえっ!」

::。・;:;::・・・;:ウィンドスラッシュ:;・。:::;・・・。・;;

炎を纏った弾丸と風の刃が激しく音をたてながらぶつかり合う。しかし、押しが強いのは不良だ。

「くっ、ふ ざ け や が っ て!!!!!俺はアイツのようにはならねぇ!!!」

風の刃はたちまち大きくなり炎の弾丸をあとかたもなく切り裂き、不良をも切り裂いた。

不良「ぐわぁ・・・き、今日はこれくらいにしといてやるよ。覚えてろー!!」

不良は前のほうに倒れ掛かりながらもどうにかバランスをとりながら、その場を立ち去った。

「ったくしょうがねーな。」

ダイはシュウを背負って自分の家に向かった。

ダイはようやく家に着き、自分の部屋にもどった。

「今日はホント疲れたぜ」

シュウを自分のベッドに寝かせ、シュウの携帯でシュウの親に≪今日は、友達の家に泊まります。≫とメールを送信した。

「そのうち目が覚めるだろう。」

ダイはベランダに出て、満天の星空をながめていた。これから先、なにが起こるか知らないまま。

次の日、[ジリリリリリリリ!!]ダイの部屋にある目覚まし時計が朝をつたえた。

「はっ!?」

シュウは驚いて飛び上がった。そこにダイが朝食を持ってきた。

「おっ!やっと起きたか!大変だったんだぜ〜。あの不良しつこいしさ〜」

シュウは周りをきょろきょろしながらダイを見た。

「ここ・・・どこ??」

「なんだよー今頃〜。ここはオレン家。飯もってきたから食って学校行こうぜ。」

シュウは、ようやく今の現状をのみこんだようだ。

「へ〜ここがダイの部屋かー以外にキレイだな(笑)」

ダイは照れくさそうにしている。

「あぁ!!」

突然、シュウが大声をあげた。

「どうしたんだ?急に」

シュウは慌てて携帯を取り出した。

「あ!いちようメールしといたぜ。心配しないように。」

「マジ!?ありがとう♪さすがだな〜」

「ってか、早く飯、食わないと間に合わなくなる!」

2人は慌てて食べ始めた。食パン、ハムエッグ、サラダ、コンソメスープ、麦茶がある。

「おいっ!ダイ!!七味唐辛子はないの??」

ダイがスープをすすって答える。

「なにに使うんだよ?」

「何って、このハムとタマゴのアイノコだよ!!」

どうやら、シュウはハムエッグのことを言いたいらしい。ダイは驚いている。

「ハムエッグに七味!!!???」

「えー!!なんでそんなに驚く!?ふつうだろ?」

「全然おかしい!!普通は醤油だろーが!!」

シュウも負けずに言い返す。

「普通は七味だっつーの!!七味バンザーイ☆」

「おい!!飯、飛ばすなよ〜〜」

「ごめん・・・(汗)」

いろんなゴタゴタがあったがなんとか食べ終わった2人。

「よし。じゃあ学校行くか・・・」

シュウも準備が整ったようだ。

「よ〜し!!Let’s Go!!♪」

しばらく歩き始めた。道のは何本かの桜の木が植えてあって、花びらが蝶の様に舞っている。なにかを誘うかのように・・・。

「俺達の学校と、他の学校、どう違うんだろうな?」

それもそのはず。シュウたちが入学したマジカル学園は他の高校とは違うのだ。他の高校はリフレク学園、レジスト学園がある。このマジカル学園に入学するのは毎回、定員は決まっておらず、特別な試験もない。どうやって新入生を決めるかというと、マジカル学園の講師が事前に中学に回り面接をする。面接といっても、生徒はだだ椅子に座り目をつぶるだけ。講師は水晶のようなものを覗いている。なにかを見ているらしい。そして合格者を決める。合格できなかった者はリフレク学園、レジスト学園に入学することができる。それぞれの学校がライバル心がとても強いため鬩ぎあっている。

「お前、そんなことも知らないのか?マジカル学園は「心」リフレク学園は「打」

レジスト学園は「補」とそれぞれ要旨が違うんだよ。」

シュウはボケーっとしている。

「ふ〜ん。で!どう違うの?」

ダイが呆れている・・・

「まぁ〜いい。そのうちわかるだろ。」

「なんだよ〜そんなもったいぶらずにおしえてちょんまげー!!」

「い・や・だ・」

そうこうしているうちに学校に着いた。

キ〜ン コ〜ン カ〜ン コ〜ン♪   キ〜ン コ〜ン カ〜ン コ〜ン♪

木の枝にいた2匹の鳥が飛び立っていった・・・

シュウとダイは楽しく会話しつつ教室に入った。

俺が入学した学校にはABC・の3クラスがある。強さとかには関係してないらしい。

ちなみに俺とダイは同じBクラスだ。Bクラスはなかなか個性的な奴が多い。一日中、目をつぶっている奴とか(笑)

日直「起立。気をつけ。おはようございます。」

先生「はいっ。おはようございます!今日の欠席は、荒川さんと、田辺さん・・・。

シュウはボケぇーとしている。ダイは外を眺めていた。Bクラスの担任は平田先生だ。

女の先生。第一印象はかなり明るい感じ。

先生「では、今日の日程は、1限数学、2限音楽、3限体育、4限国語、5限魔導、です。

   「それぞれ遅れないようにネ♪」

日直「起立。礼。」

先生はなにか目を閉じて唱えた。・。:;パッ:;。・と教室から消えてしまった。

シュウがダイの座っている席に歩いていった。

「あ〜1限から数学だよ〜俺ダメダメなんだよな〜×」

ダイは上の空で答えてくれない。

「おい!ダイ!!聞いてるのかよ〜」

ダイが:;ハッ:;と気づいた。

「え!?あ〜聞いてなかったゴメン」

シュウはムッとして席に戻った。

キ〜ン コ〜ン カ〜ン♪・・・・・・・・・・・・・・・・・

チャイムが鳴り終わった瞬間!!!

先生「はい!じゃあ、みな席についてくれ!」

みんなは少しザワメキながら席についた。なぜなら、先生が来るのが早すぎるからだ。

↑↑「それぞれ遅れないようにネ♪」の意味がようやくわかった。

先生「え〜と、じゃあ今回初めての授業だから、まず僕の自己紹介をしよう。」

シュウは授業じゃなくてホッとしている。

先生「僕の名前は佐藤だ。この学校の数学教師になって4年目。私のとって数学は手段・・・」

生徒「!?イミ・フメイ」

先生「え〜と、じゃあさっそくだが教科書2ページを開いてくれ!」

シュウは「えーっ!!」という顔、それを見てダイは苦笑い。

しばらく・・・ごく普通の授業が続いた。

キーン コーン カーン♪・・・・・・・・・・・・・・・・

先生「それでは今日はここまで!起立、礼。」

・。:;パッ:;。・と教室から消えてしまった。

「は〜。やっと数学終わったぜ〜ホント頭痛くてどうなるかと思ったょー全く。」

ようやくダイが口を開いた。

「大丈夫か?頭。保健室ってどこだっけ??」

シュウがニコッと笑った。

「マジでとるな〜(笑)俺本当に計算とか苦手分野ストレートなんだよ〜」

ダイがバカにしたような感じで

「アハハーお前これから先どうすんだよ〜今日やったトコは数学の基礎だろ〜!!」

「それより早く音楽室行かなきゃヤバイぜ!!」

シュウの心『初めてダイが笑った!』と思った。

「よし!!じゃあ音楽室行こう!でも、音楽室ってどこディスカ?」

音楽室は3階にある。俺たちの1年B組からは結構な距離がある。

2階、3階に行ってもなかなか上級生に会わない。なぜだろうか。

すれ違うのも、だいたい1年生。2・3年生は一体どこに!?

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