TCP/IP データリンク層とIPプロトコル
4
データリンクは通信媒体で直接接続された機器間で通信するための仕様を定めている。
例えばルーターやブリッジ、スイッチなどの機器を中継する。
フレームはパケットのかたまりでビット列にという「わく」に区切られているもの。
コンテンション方式とはデータの送信権を競争で奪い取る方式である。早い者勝ちで通信路を使用してデータを送信する。
トークンパッシング方式はトークンというパケットを巡回させ、トークンで送信権を制御する。トークンをもっているステーションだけが送信できる。
イーサネットにはいろいろな通信媒体がある。
CSMA/CD方式
CSMAは誰も通信していないか確認してデータを送信する。
CDはデータを送信しながら電圧を監視する。
媒体 「5」は太い同軸 「2」は細い同軸 「T」はツイストペア
イーサネットのヘッダには宛先と送信先のMACアドレスがそれぞれ6オクテットずつあり、そしてタイプと呼ばれるフィールドが2オクテット。計14オクテットで形成されている。 1オクテットが8ビット
タイプは運んでいるプロトコルを表す番号が格納されている。
FDDIはトークンパッシング方式を採用している。
光ファイバーでリング状に接続してある。
リングが切れても大丈夫なように二重にしてある。これをDAS(ダス)という
一重をSAS(サス)という。データフレームとトークンフレームがある。
ATMは「ヘッダ5オクテット」+「データ48オクテット」の「セル」と呼ばれる単位で処理するデータリンクである。
コネクション指向で通信経路を設定する。電話のようなものでこれを「シグナリング」という。
PPPはデータリンクでコンピュータ1対1のプロトコルである。物理層にも関係している。電話線やISDN、ATM回線で使われている。
PPP機能のうち、上位層に依存しないプロトコルをLCP、依存するものをNCPという。上位層がIPのときのNCPはIPCPという。
LCPはコネクションの確立や切断、認証プロトコルの設定など行う。
IPCPは、IPアドレスの設定やTCP/IPのヘッダ圧縮のやりとりをする。
PAPはコネクション確立のとき、パスワードとIDをきく。
CHAPは毎回パスワードが変更される。
イーサネットスイッチは、以前1つのホストにしかデータを送信できなかったが
スイッチ機能がついたことで複数のポートを持ったブリッジといえる。
ネットワーク層とデータリンク層の関係
駅で考えると切符がデータリンクのヘッダで駅から駅までの区間がデータリンク
全行程を示すものがネットワーク層である。
IPアドレスはインターネットに接続される全てのホストやルーターに設定してあり、
通信を行うあて先を識別するためにある。
経路制御(ルーティング)は宛先のIPアドレスのホストまでパケットを届ける機能である。これのおかげでデータが届く。
IPは高速化のため、コネクションレス型である。しかもパケットは送信できる。
ブロードキャストアドレスは同一リンクに接続された全てのホストにパケットを送信するためのアドレス。
CIDR(サイダー)従来のクラスAやB、C、Dなどを廃止したIPアドレス体系
ARPはIPアドレスをてがかりにMACアドレスを知る。
ARP要求をだし、該当したらAPR応答をMACアドレスを付けて返送する。
RARPはARPの逆でMACアドレスを手がかりにIPアドレスを知る。
マルチキャストは特定のグループに所属するすべてのホストに所属する全てのホストにパケットを送信するために利用される。同時送信できる。
ICMPv6
IPv4ではICMPがなくてもIPで通信することができたがIPv6ではICMPv6がないと通信できない。
ICMPv6は二つの役割がある。一つはエラーメッセージでもう一つは情報メッセージである。タイプ0〜127までがエラーメッセージで128〜255までが情報メッセージとなっている。133〜137までが近隣探索メッセージと呼ぶ。
近隣探索メッセージは重要な役割がMACアドレスを通知してもらうという役割がある。
フォーマット〜